ベイツ・モーテル（シーズン2）
基本情報
放送：アメリカのテレビドラマ
企画：カールトン・キューズ / ケリー・エーリン
言語：英語
公開：2014年12月
出演：ヴェラ・ファーミガ / フレディ・ハイモア / マックス・シエリオット
オリヴィア・クック / ニコラ・ペルツ / ネスター・カーボネル
マイク・ヴォーゲル
あらすじ・感想（ネタバレ）
エピソード1『忘れ得ぬ女』Gone But Not Forgotten
ワトソン先生が殺害されたと学校が公表。
ノーマはもしや…と「ワトソン先生の車には乗ってないのよね？」と確認するが
「覚えてないんだ」と無垢な顔で答えるノーマンに嫌な予感しかしない。
ノーマンは葬儀の間、大号泣して悲しみ、犯人を心底憎んだ。
しかし何故か手にはワトソン先生のパールネックレスを持っている。アウト。
執拗に入れ込んで墓参りを何度も繰り返すノーマンを心配して
ノーマはもっと外で健康的に遊ぶべきだ、あなたは普通じゃないと言う。
ノーマンは良くしてくれた人が殺されたんだから悲しんで当然との主張。
私も好きな有名人が亡くなった時に
「そんなくだらないことはいいから勉強しろ」って言われたなぁと思い出す…。
しかしノーマンは意識が飛ばなければ殺人犯が来た時に助けられたかもと
自分を責めて罪悪感を覚えている故の執着だったようだ。
バイパス建設が予定より早く始まってしまい焦るノーマは市議会で意見を提出。
しかし全く相手にされないので「このクズ野郎！」と暴言を吐き散らした。
父の死を悼んだブラッドリーは川に投身自殺を図った。
その高さ程度じゃ死ななくない？と思った通り未遂に終わる。
ノーマンは彼女の入院先の精神科に手紙を送りつけるが全て返送されていた。
退院して会いに行ってもほぼ無視状態で応じられる。
ブラッドリーの父の不倫相手はワトソン先生だったという驚異的事実。
しかも学校教師ともあろう者が麻薬組織の上層部ギルの彼女って！
心配したディランはブラッドリーをこっそり呼び出して忠告するが
メールの返信をずっと無視してたのに急に何よとキレモード。
君に惚れてる弟を裏切れないからと言われてもキレモード。
ノーマンのことは無視してる癖にお前がキレるのおかしいだろブラッドリー！
ブラッドリーは忠告を無視して再びギルの家へ訪問し
色仕掛けで油断させている間に撃ち殺した。
直後にノーマンの部屋に忍び込み「いつだって力になるって本気？」と
脱走する為の隠れ場として協力を要請。
まじでブラッドリー調子良すぎてノーマンをいいように使い過ぎ！
第2話『疑惑の影』Shadow Of A Doubt
ギルの死は町を震撼させた。
麻薬売買組織の上層部が殺されたとなれば組織同士の対立が想像されるからだ。
全然関係ない少女の個人的な恨みで殺されたことが明るみに出ない為
激しい抗争が幕を開けてしまった。
ギルの後釜にはビッグボスの弟が配属されてきたが血の気の多いタイプで
まずはギルの仇討で相手に思い知らせてやると燃えていた。
それをよく思わないリモとディラン。
殺した敵の下っ端をニックの家の前に捨ててこいと命じられる。
ブラッドリー逃走手伝いの為、ノーマンはスーパーで買い物に。
レジ店員のワルそうな女の子に軽く怪しまれながら何とか終了。
髪を染めてサングラスとバスチケットも手配。
ノーマはポスターを見かけたミュージカルのオーディションに親子出演を提案。
この辺りからノーマの衣装に可愛いワンピースが多くなった印象。
シーズン1では地味目だったのに、華やかで理想の憧れっぽさが演出される。
オーディションでは想像以上に待たされブラッドリーのバスの時間に間に合わず
仕方なくディランを巻き込んで代わりに送迎して貰うことに。
ノーマンの部屋を掃除中、ベッドの下にパールネックレスを発見したノーマ。
問い詰めるとワトソン先生に送って貰った翌日にポケットにあったと言う。
ノーマンの記憶がなくなっている間に何をしているのか確信はないが
「怖くて仕方ないのよ」と言って泣くのだった。うん、それは正常だよ。
でもノーマンは罪悪感ゼロなので「パーティーで拾っただけかも」と平然と言う。
先日ワトソン先生のお墓でノーマンが見かけた不審人物は
ワトソン先生の父であり、対抗組織のボスのニックであった。
ワトソン先生殺害容疑で1人の男が逮捕。
犯罪歴が多く既に十分死刑になるくらいの罪を犯しているらしい。
ワトソン先生の体内から検出された精液2人のうち1人だったことが逮捕の理由。
証拠はないが保安官としての名誉の為に彼を告発することに。
ノーマの兄がガソリンスタンドでベイツモーテルの場所を尋ねるシーンでおしまい。
あのレイプ犯が再び接触しに来ちゃったー！
第3話『過去の訪問者』Caleb
ミュージカルの演出家クリスティンは出来レースだったオーディションに怒り辞退してノーマが主役をやるべきだったと高く評価し、私生活でも交流が始まる。
強い芯を持った彼女にノーマは振り回され始める。
家に帰ると兄ケイレブが待っていた。
事情を知らないディランがもてなしていたが「出てって！！」と絶叫して追い出す。
再びディランは町でケイレブと遭遇し
自分の知らない祖父の話をしてくれるケイレブに興味を持ち食事に誘った。
ノーマはいつもディランに何も話さず疎外感を感じていたのも影響していた。
嘘ばかりついて平静を装うノーマより、色々話してくれるケイレブに惹かれていく。
コスタリカの立派なリゾートモーテル経営のいい話を持ってきてくれて
二つ返事でお金を払い、ノーマにも取り次ぐことを約束するディラン。大丈夫？
ノーマンは母が出ないなら1人だけコーラスで参加するのも嫌だと断りに行くと
先日のレジ店員コディに裏方仕事を一緒にやろうと誘われる。
ブラッドリーの身を案じたディランの筋書き通り
偽の遺書と服で自殺の偽装に成功し、警察の捜査が終了したと報じられた。
悲しく思ったエマはブラッドリーを偲ぶ会を企画。
しかし皆ビールを飲んで騒ぐことしか興味がない様子で失敗。
ゼインがニックの手下を殺した報復にまたディラン側の人間が殺害される。
ディランは「俺ならもうこれで終わりにする」と言うがゼインは納得しない。
クリスティンに呼ばれたパーティーで
彼女の兄ジョージとくっつくようにセッティングされたノーマ。
麻薬組織トップと知らずニックと知り合い、バイパスの件で強い協力者を得る。
ディランは帰宅後ノーマにケイレブの話をする。
ノーマはやっとレイプの話を打ち明けるもディランは信じない。
いつも何も話してくれないノーマよりケイレブの方が一瞬で心を掴んでいた。
2人が揉めている所に「母さんに何をする！」とディランに襲い掛かるノーマン。
そこで「ディランの父親なの！」と爆弾をぶっこむノーマ。
第4話『記憶と生きる』Check-Out
ショックのあまりディランは酔い潰れて車で嘔吐しながら寝ていた。
ゲロが生々しくて嫌ぁああ。
ディランはノーマンに八つ当たりし
お前も嘘をつかれて知らないことがあるとほのめかした。
ノーマンはノーマンで、自分にも内緒にされ続けていたことに憤慨していた。
しかし不安定なノーマを見ているうちに慰めモードになってベタベタ。
ノーマはディランの心を気遣うどころか「これ以上私を苦しめないで」と言い出す。
正気か？あまりに暴言すぎないか？ディラン可哀想。
「なんで俺を産んだんだ」と尋ねても口を開かないノーマに呆れて
ディランは家を出る決意をする。
エマは3人で共有している事情を察し話して欲しいと訴えるが
家族の問題だからと締め出され仲間外れにされてしまう。
しかし宿泊客の男の子といいムードになるのでややそっちのけ。
押しの強いクリスティンはノーマが断っても家に押しかけ引きずり出し
再びジョージと会食の場をセッティングされるが
家庭内バラバラでそれどこじゃないノーマは心ここにあらず。
しかしちゃっかりバイパス反対の権力者ニック・フォードの名刺をゲット。
エマには話さなかったのにノーマンはポロポロとコディに話してしまう。
すると今度手を出せないように、コディは痛い目を見させてやれと言う。
武器を持って脅すだけと誘導されるが、ノーマンはビビって出来ない。
意識がなくなると人殺しも出来ちゃうのに、表面のノーマンはチキンなのだ。
しかしノーマンにスイッチが入った。
女性口調でノーマンになり切ってケイレブにナイフで襲い掛かる。
それはベタベタしながらベッドで聞いたノーマの言葉そのものだった。
ケイレブの方が力が強かった為、ノーマンは蹲って敗北。
そのままノーマンは意識が飛んで茫然としており
腕に書かれたコディの電話番号へホテルの人が連絡して迎えに呼んだ。
行き過ぎた報復ごっこをやらかすゼインにロメロが忠告を浴びせると
ロメロの家が焼き払われる事件が起きた。
第5話『エスープ・アーティスト』The Escape Artist
家を失ったロメロはベイツモーテルにしばらく滞在することに。
勝手に洗濯物を洗っちゃうノーマと照れて怒るロメロのやりとりが可愛い。
火をつけた犯人がゼインだとピンときていたので即ボコりにいく勇ましさよ。
その後の手当を強引にしてる2人が微笑ましくて案外お似合いなのでは感。
呼び方もアレックスに変わる。
バイト先へ一緒に向かうためコディがノーマンを迎えに来るが
汚れた車に爆音のBGM、タバコを吸う女子…という不良感にイラっとくるノーマ。
対面した2人は険悪なムードで表面的な挨拶を行う。
コディが父親と険悪な関係にあることを目の当たりにしたノーマン。
お互いに強いストレスと逃げ場所を求めている同士として共鳴し
ノーマンは意識が飛ぶことを打ち明け、コディは秘密基地へ招待。
そこでヤルのって秘密基地壊れたりしないの？大丈夫？といういらん心配。
帰宅すると案の定ノーマにコディの批判を食らうことに。
「女の子には注意して」とくどくど説教をたれるこのシーンは
映画『サイコ』の基盤ともなっているんだなぁと深みを感じる部分。
実在した猟奇殺人鬼のエド・ゲインを思い出さずにはいられないのだが
母親が常日頃から口うるさく言ってたことを鵜呑みに死後も妄信するパターン。
エマはガナーといい関係になり、寝ることを意識した。
母親も女友達もいないエマはノーマにそれを相談し、更に心を開いてゆく。
ノーマは早速ニック・フォードに会いに行った。
ニックは表立って活動は出来ないが裏で必ず力になると約束し
表向きは肩書のないノーマにやらせることで協定が成立した。
おかげでトントン拍子にことが進み、バイパス反対が通ることになる。
いい気になったノーマが市議会に資料提出するシーンで
無駄にターンしちゃうところがちょっと面白い。
しかしロメロにはニックは危険人物だから関わるなと忠告を受ける。
後に市議会のメンバーが1人谷底に落ちて死んだと知り
ニックが意図的にノーマを市議会に送る為の欠員を生んだのだと察する。
ロメロの家を放火したゼインはドヤ顔でディランに自慢していると
銃を向ける車に襲われる。
ゼインを守るべく戦いに挑んだディランは車に轢かれるが命に別状なし。
入院先にゼインの姉、麻薬組織のトップのジョディが現れ全ての面倒を見ると言う。
ていうかディランのパジャマ？幼稚園児みたいで可愛くない（笑）？
第6話『危険な選択』Plunge
市議会員死亡のニュースに怖気づいたノーマはニックとコンビ解消を申し出た。
しかし強引レディのクリスティンは「空いた席を狙いなさいよ」と後押ししてくる。
旦那と市長はゴルフ仲間だから口添えしておくと心強い言葉もあったが
ニックの口添えというのが1番の決め手となり
緊張しながら面談に言ったのに出来レースとばかりにノーマは市議会に入ることに。
市長面談時に着てるこのワンピ可愛い～。
コディがモーテルに迎えに来るのを見つけたノーマが
大急ぎで駆けつけるシーンがめっちゃ好き（笑）。
いかにも「一言文句いってやるわ！」感がすごく出てて
階段を下りるのに慣れて靴を横向きにして階段に沿わせてるのがツボｗｗｗ
話すのにコディじゃなくノーマンに「2人にして」って言うのもうまいなぁと。
ついでにこの衣装も可愛くて好き。この辺は衣装見てるだけでも楽しい。
「お酒はやめて」と念を押されたコディだったが、速攻で破る破天荒少女。
バイトをサボって家によって酒を取りに行き、川で遊ぶことに。
しかし家で父親に見つかりそうになってクローゼットに隠れた時に
ノーマンは幼少期の父親の暴動記憶を思い出してまた意識が飛ぶ。
川でイチャついているとエマたちカップルもやってきて合流。
その場の空気に乗せられてエマまで飛び込みをして大惨事となり
煽ったコディのことをノーマンはボロクソに責め立てた。
退院後のディランはジョディの自宅で療養となった。
そしてゼインの見張りをしながら実際に組織を仕切って欲しいと頼まれる。
更には夜這いをかけられて寝ることに。
コディはエマにノーマンの症状を伝えて共有した。
ママには言わないでくれと言われてる手前守ったが
やはり伝えた方がいいとエマは即ノーマに電話をした。
自分の前だけでなく他にも"秘密"がバレ始めていると危険を察したノーマは
ノーマンの免許試験で試験官に意識が飛ぶことを話し台無しにする。
怒ったノーマンは帰りの車を途中で降りて1人で帰宅。
その足でコディの家に向かい「なんで言ったんだ！」と糾弾。
寝ていた夜勤明けのコディ父を起こしてしまいやり合っているうち
ノーマンがコディ父を階段から突き落としてしまう。死んでしまった。
第7話『推定無罪』Presumed Innocent
ノーマは市議会議員として手続きを取ることになり専用オフィスを与えられた。
ノーマが殺害に関与していると疑う議員もいた。
ノーマンとコディはすぐに通報し、正当防衛を主張した。
しかし事故であることを証明する為にも鑑識の判定を要するとし
ノーマンは指紋、血液、爪の採取、写真撮影をされることとなる。
事件を聞いて不安でいっぱいのノーマとそれを心配して駆けつけるエマ。
2人の間には確かに絆が芽生えているように見えた。
反して警察窓口のレジーナは呑気にLINEして笑ってて空気読めてない（笑）。
やっと対面出来た親子が状況を共有すると
「意識が飛ぶことをバラしたって話は黙ってなさい」と言うノーマ。
記憶がないだけで一切の罪悪感がないノーマンは理解を示さず
「どうして僕を信じてくれないの！」と殺人前提であることに怒り
ノーマが1人が「不利になることは言っちゃダメ」と焦っていた。
事情を分かってる視聴者はノーマに同調するけど、ノーマン視点だとそうよね。
アレックスに事情聴取で連れ去られるのを引き留めようとするノーマが
「もう洗濯してあげないから！」を引き合いに出してくるのにウケた（笑）。
トイレで鉢合わせたノーマとコディ。
コディにも必死に言わないでと説得を試みるがコディは不審がった。
今回は意識は飛んでないけど、過去に何かありそうだと。
この日のノーマのワンピも可愛い～。
不安でいっぱいな時にジョージが駆けつけてくれて救いを得るノーマ。
抱き合ってる時にノーマンが釈放されて不信な目線を向けられる。
更にはコディに声をかけるも無視されて「守ってやったのに」と苛立つノーマン。
エマに対して放った「もう君を信頼出来ないけど怒ってないよ」の一言が重い。
コディは引っ越し前に挨拶に来てくれたが
「メールとか電話とか私はそういうタイプじゃないから」と今生の別れとされる。
ノーマンの意識不明時に何かやらかすことについて、ノーマは何か知ってる筈だと
コディは「聞いた方がいいよ。とにかくめちゃくちゃビビってた」と添える。
いよいよ自覚への道が開けるのかとワクワク。
事故死認定が決まり無罪確定となったものの、ノーマンはノーマを問い詰め険悪。
「僕の意識が飛ぶのが怖いんだろ？何かしでかすってね。僕は一体どうなるの！」
しかしブチ切れて暴力や殺人を犯すとは言えなかったノーマは
「そのことについては話さない。私を信じて。あなたを守る為なの。」と伏せた。
確かにノーマン側からしたら自分のことが分からない不安が高まるだろうし
それを知ってて教えてくれないノーマに不信感も強まるだろうなぁ。
一方、ディランはニックの倉庫を襲おうとするゼインに巻き込まれていた。
ディランは報復を恐れて中止を勧めると、ゼインに殴られておねんね。
警察が採取したノーマンのDNA鑑定が思わぬところで一致してしまう。
ワトソン先生から検出された未特定精液の1人がノーマンだと言うのだ。
お前、殺すだけじゃなくてヤッてたんか。
殺害事件に関与している可能性を非常に怪しまれる状況になる。
次から次へと事件が多発するので長時間見ていても全然飽きなくて面白い。
第8話『こわれゆく少年』Meltdown
ノーマの元へニックが会いに来て
モーガンファミリーに雇われていることを踏まえた上で
ディランと2人で会えるよう手配してくれと言う。
電話が通じないのでエマに頼んでディランの職場へ訪問するノーマ。
ヤバい場所に行くには上品すぎるいでたちがミスマッチでいい。
帰り際にディランがキスされてるのを作業員一同見守ってるのも好き（笑）。
ニックの倉庫はゼインの目論見通り襲撃に成功し、作業員たちは殺されていた。
警察も犯人はゼインだと特定していたが、殺さず居場所を探る方向に。
ジョディに報告が行くと姉弟の口喧嘩になり、ゼインを隠れ家に匿うことに。
ニックはディランにゼインを殺せと言ってきた。
困っていたジョディもゼインを殺すことをディランに委ねる。
アレックスは理由をつけてノーマンを呼びつけ2人になり
ワトソン先生との情事を聞き出そうとするが
「何のことか分からない！」と激怒して去られてしまう。2回も。
強制的に警察に出頭させたりはしないものなのか…。
もう1人の精液の主が有罪判決となり、アレックスはノーマンを守る方針のよう。
ノーマンは突然自作の剥製をリビングにまで飾り始めた。
まるで剥製をあまりよく思っていなかったノーマへのあてつけのように。
どんな会話をしても拗ねたままで可愛げのない態度を取り
成す術のないノーマは困惑と悲しみで動揺しっぱなしになってしまう。
バイパス建設も一時停止が本決まりとなった。
報告を持ってきたジョージに喜びのあまり飛びつくノーマ。
関係を発展させる気があるのか問われ、翌日ジョージの家でデートすることに。
しかしノーマンとの不仲が気になって仕方なくデートを途中退場。
家に帰って話し合おうとするが溝は深まるばかりでノーマンの機嫌が悪くなる。
ノーマが隠し事をしたということが「2人で1つだと思ってたのに」を崩した。
「ゲームは終わった。お互いに身を捧げ合うゲーム」
ピシャリと締め出されたノーマは必死にドアを叩くが入れて貰えない。
私は1人じゃないとばかりに悲しみを埋めるようにジョージの元に戻り
キスして抱かれようとするノーマの勢いにビックリ。
その頃、ノーマンは何者かに気絶させられ拉致されてしまう。
第9話『閉ざされた場所』The Box
気まずい朝帰りのノーマはこっそり帰宅し、ようやくノーマンの不在に気付く。
エマに尋ねるが詳細を聞かれると「いいえ別に」と濁す為
エマもこの人は何も話してくれないと不愉快になって同じ言葉で返す。
ノーマが1人で抱えようとすることで周囲の人は壁を感じることが増えてきた。
家族経営のベイツモーテルで一員になれたと思っていたのに
仲間外れにされてばかりのエマは限界を感じてバイトを辞めると言い出した。
泣いて訴えるエマをかばうことなく、アッサリ扉を閉めるノーマ。
ノーマは1番大切なものとそうでないものの差が明確な人なんだろうな。
ノーマンは手足を拘束され、林のボックスの中に閉じ込められていた。
犯人はニックで、ディランが"あること"を実行するのと引換の人質とされる。
間に挟まれたノーマは慌ててディランの職場へ再訪問。
入口の監視カメラに必死に開けろと訴えるシーンが好きすぎる（笑）。
リモもそれを面白がりニヤけながら「お母ちゃん来てるぞ、必死だな」と言う。
それがゼイン殺害と分かっても「ノーマンの為にやるしかないわ」の決断力を見せる。
ノーマにとっては初めてじゃないですしね。盲目的な守護。
アレックスはウソ発見器の第一人者にオフレコで仕事を依頼した。
ノーマンがワトソン先生を殺害したか否かを調べる為に。
ただでさえ誘拐事件でテンパっているところにその件を聞いたノーマは超動揺。
聞けないと分かっている留守電に「愛してる」と残す。
夜ジョージが花束を持って会いに来てくれるが罵倒して追い出す豹変っぷり。
大事なのはノーマン、それ以外はあくまでそれ以外。それにしてもやりすぎ。
悲しげな表情を浮かべ去るジョージにやっと罪悪感を持つが手遅れとなる。
そんなノーマの肩を抱いて慰めてくれるエマほんと良い子。
ノーマンは食事供給の隙を見て脱走を試みるが秒で捕まり
更にはワトソン先生のネックレスと死亡記事がポケットから押収される。
ニックは彼女の父親なので殺害がバレたらゼイン殺しが終わっても絶望的。
ディランは食糧提供を装ってゼインの隠れ家に入り込むが
武器を取り上げられ、取り巻きに囲まれ、殺害する隙は全くなく終わる。
ニックに報告に行くと始末されそうになるが隙をついて逆にニックを殺す。
警備の人駆けつけないの？ディラン逃げきれちゃうもんなの？
ウソ発見器の話をすべく尋ねてきたアレックスは強引に部屋に押し入り
いない理由を自白せざるを得なくなった。
夜になるとノーマンの入ってる箱の中にはGのような虫が大量発生。
虫が苦手な私はこのシーン見るのめちゃくちゃキツかった…。ぞわぞわ。
払いのけながら強いストレスを感じたノーマンは幻覚のスイッチが入る。
「母親はいつも子供の中にいるの。不安になった時はもう大丈夫って言ってあげる」
そしてワトソン先生と過ごし、殺した夜のことを思い出すのだった。
自分には一切関係のない犯罪だと思い込んでいただけに「嘘だー！」と絶叫。
第10話『幻覚の中の真実』The Immutable Truth
ニック殺害後のディランと、状況を把握したアレックスが合流。
現場に戻るとニックの部下たちは金品を漁って逃げ出そうとしていた。
そいつを脅してノーマンの居場所を吐かせ、無事救出。
ディランとノーマはケイレブの件で溝が出来ていた筈だったが
最愛のノーマンを助けてくれた恩人として心が変わったようで
「ディラン愛してるわ、心から」と告げるノーマ。心変わり激しくて信用出来ぬ。
スーパーでノーマはクリスティンに遭遇するがジョージを罵倒したことで嫌われ
絶縁を言い渡された上に「市議会に留まるのは無理かもね」と告げられる。
私だったらこんなに強く非難されたら心を病みそうだけど
「ノーマンのこと以外」に分類しちゃうノーマはある意味たくましいなぁ…。
ノーマンは監禁時に蘇った記憶をノーマに告げるがノーマは信じようとしない。
「これで全部納得がいく。意識が飛ぶと何かをやる。だから僕に隠してた」
罪に向き合ってしまったノーマンはいたたまれなくなり自殺しようと考える。
ノーマを支える為にエマにケイレブのことを話してバイト継続を頼み
身辺整理をして、遺書を残し、ノーマと最期の夜にダンスを踊り、愛を伝えた。
やんわりと「死ぬつもりなんだろうな」が伝わる行動に切なさが募る。
ニックは死んだが、ゼインを殺すまで終息は見込めないと踏んでいた側が手を組み
ジョディの家にゼインを呼び出し、アレックスとディランが待ち構える。
しかしゼイン到着時に停電が起こり、アレックスが様子見に出る。
その隙にジョディとゼインの戦いになり、ジョディが射殺されてしまう。
すかさずアレックスがゼインを射殺。ジョディ生きてて欲しかった～。
ゼインと手下がニックを殺したことにしようとアレックス。
「それじゃ俺は？」というディランに「ここにいなかった」の回答（笑）。
散々身を張って手柄を立てたのに功績が残らない残念なディラン再び。
ニック殺害容疑で逮捕される筈だが見逃す理由は
アレックスはモーガンファミリーの跡を継ぐことを願っていたからだった。
しかしディランは拒否したので麻薬売買組織は焼き払われ作業員たちは職を失う。
ノーマはウソ発見器を恐れ、検査の前にノーマンを連れて逃亡を計画していた。
ディランに泣きついて相談すると反対されるが3人分と聞いて驚く。
ノーマは誠心誠意謝罪してディランを最高の息子だと告げ和解のハグ。
ディランは全うに精神病院か刑務所に入るべきだと見解を述べた。
「ノーマンを愛していて守りたいならテストを受けさせろ」
ノーマが帰宅するとノーマンの姿が見当たらない。
ベッドには「ママへいつまでも愛してる」と書かれた手紙が置かれ異変を察知。
エマが行先を知っていたのですぐに追いついたが
「僕はいつか母さんを傷つける。僕は人を殺した」と死の決意を固めていた。
後々の展開を思うと頷きながらここで自殺が成立した方が幾分マシな気もしつつ
守ることに必死で全肯定しすぎるノーマの気持ちも分からなくもない。
「あなたが自殺したら私もすぐに後を追うわ。私たちは一緒じゃなきゃダメなの」
ノーマ泣きながら共依存を主張するシーンが切なくてすごく良かった。
必死の説得の甲斐あってノーマンの心は動き「ママ分かった、死なない」となる。
しかしその前に決め手となった親子の口同士のキスがなかなか衝撃。
でもこのイチャイチャ親子はいつか肉体関係も持ってしまうのではと思ってたので
キスくらいで済んでセーフだったのかも。
しかし自殺未遂が済んだところで2人を引き裂くかもしれない危機は未解決。
ウソ発見器のテストに向かうシーンにセリフがなく悲しい音楽だけなのが素敵。
黙って手を握り「行ってらっしゃい」と見送る流れには恐ろしい程の感情を悟る。
緊張感の漂う質疑応答の末「ブレアワトソンを殺したか」の問いになると
ノーマの幻覚が出現し「殺したのはあなたじゃない、私よ」と言い、信じた。
結果、ウソ発見器では嘘は見当たらずノーマンは無実の証明がなされてしまう。
ひょー！怖い！サイコパス！穏やかな笑顔で幻覚と会話してるノーマン怖い！
ますます面白くなって参りました。
